子どもが喜ぶキャンプご飯|簡単メニューのアイデア集

キャンプの木製テーブルに置かれたホットサンド、BBQ串、カレー、フルーツ、マシュマロ、チョコレートなど子ども向けのキャンプご飯を温かなランタンの光が照らしているイラスト キャンプ飯

キャンプは自然のなかで過ごす特別な時間。そのなかでもご飯は、子どもにとって忘れられない思い出になる大切なイベントです。一方で、家とは勝手が違うキャンプ場では「思ったより食べてくれない」「準備と片付けで親がぐったり」ということも起こりがちです。

この記事では、子どもが喜ぶキャンプご飯をテーマに、ファミリーキャンプ向きの簡単メニューをまとめました。王道のカレーやBBQ串、焼きマシュマロなどのデザートを中心に、親がラクに回せて、洗い物も増えすぎないことを意識した簡単メニューのアイデアを紹介します。

寒い季節のキャンプに向けた鍋・スープ・ホットドリンクのレシピは、別記事の「冬キャンプ料理レシピ集|身体が温まる鍋・スープ・ホットドリンク」で詳しくまとめていますので、あわせてチェックしてみてください。

子どもが喜ぶキャンプご飯の条件とは?

「味」だけでなく見た目と参加しやすさがカギ

大人が思う「おいしい」と、子どもが感じる「食べたい!」は必ずしも一致しません。子どもウケの良いキャンプご飯には、次のような共通点があります。

  • 色がカラフルで、見た目が楽しい
  • 自分で「刺す・挟む・盛る」といった工程に参加できる
  • 手でつまめる、わかりやすい味つけ

たとえば、具材を好きな順番で刺すBBQ串や、自分で具を選んで挟むホットサンドなど、「子どもが作るプロセスに関われる」メニューは、食べる前からテンションが上がりやすく、自然と食事時間が楽しいイベントになります。

親にとってもラクで安全であることが大前提

ファミリーキャンプでは、子ども向けメニューを頑張りすぎると、親の負担が一気に増えてしまいます。次のポイントを押さえておくと、無理なく続けやすくなります。

  • 使う調理器具を絞り、洗い物を増やしすぎない
  • 火元の管理がシンプルで、安全に見守れる
  • 夏場は食材の保冷や火の通りを意識して、食中毒リスクを減らす
  • 取り分けやすく、子どもに量を調整してあげられる

調理〜片付けまでの負担を減らす考え方は、「洗い物を減らすキャンプ料理術|ホイル焼き・ワンポットで片付けが楽に」で詳しく解説しています。こちらもあわせて読むと、メニュー選びがかなり楽になります。

子どもウケ抜群のメインご飯アイデア

みんな大好きキャンプカレー|事前仕込みで失敗知らず

カレーは、子どもも大人も楽しめるキャンプ飯の王道です。とはいえ、キャンプ場で一から作ると、火加減や時間管理が難しくなりがち。おすすめは、家である程度まで仕込んでおくスタイルです。

たとえば、家で野菜と肉を炒めて煮込むところまで済ませておき、粗熱をとってから保存用袋や容器に入れてクーラーボックスへ。キャンプ場では鍋に移して温め、ルウを溶かして仕上げるだけにしておけば、焦げるリスクも少なく、短時間で安定した味に仕上がります。

より手軽に済ませたい場合はレトルトカレーをベースにする方法もあります。甘口レトルトにウインナーや野菜を足せば、子ども向けの味を維持しつつ“キャンプ仕様の特別感”を出せます。ご飯はメスティンや飯盒で炊いてもいいですし、時間が読みにくい場合はパックご飯を湯煎するだけでも十分です。

カラフルBBQ串|「刺すところ」から子どもにお任せ

串に具材を刺して焼くだけのBBQ串は、子どもの「見て楽しい・作って楽しい・食べておいしい」の三拍子がそろうメニューです。カラフルな具材を組み合わせると、写真映えも良くなります。

  • ウインナー
  • パプリカ(赤・黄)
  • 下ゆでしたじゃがいも・ブロッコリー
  • ミニトマト(加熱しすぎに注意)
  • コーン(冷凍でもOK)

あらかじめカットしておいた具材をテーブルに並べて「好きな順番で刺していいよ」と伝えるだけで、子どもは夢中になります。焼く工程は大人が担当し、焼けた串を子どもに渡すスタイルにすると安全です。味つけはシンプルに塩コショウ+少量の焼肉のタレ程度でも十分おいしく仕上がります。

ワンプレートで完結する“キャンプ丼”

お皿をたくさん使うと、どうしても洗い物が増えます。そこでおすすめなのが、ご飯の上におかずをまとめて乗せるワンプレート丼です。

  • ロコモコ丼(ハンバーグ+目玉焼き+レタス)
  • 親子丼(子どもに馴染みのある味)
  • タコライス風(辛さは控えめに調整)

丼ものは「ご飯+主菜+野菜」が一皿で済み、取り分けもしやすく、子どもにちょうど良い量を調整しやすいのがメリットです。丼のベースになるご飯をどう炊くかは、キャンプスタイルや装備によって変わりますが、炊飯に自信がなければ無理に挑戦せず、レトルトパックを活用するのも立派な選択肢です。

つまみ食い歓迎のサイドメニュー&軽食

ホットサンドメーカーは「参加型おかず」に最適

ホットサンドメーカーは火元から少し離れた場所で作業でき、子どもも比較的参加しやすい道具です。パンに具材を乗せて挟むだけなので、工程も分かりやすく、安全面の配慮もしやすくなります。

  • ハム+チーズ+コーン
  • 前日のカレーを少量だけ挟んでカレーホットサンド
  • ツナマヨ+スライスチーズ

具材をいくつか皿に並べておき、「好きなものを選んでいいよ」とすると、子どもは自分専用のホットサンドを作る感覚で楽しめます。焼き工程は大人が担当し、「焼き上がりを一緒に確認する」くらいの関わり方がちょうどよいバランスです。

冷凍ポテトや唐揚げは“温め直し専門”で割り切る

ファミリーキャンプで、すべての料理をゼロから手作りしようとする必要はありません。むしろ、メインの一部は冷凍食品の「温め直し」に割り切るほうが、全体として満足度の高いキャンプになることも多いです。

  • 冷凍ポテト(フライパンやグリルで焼き目をつける)
  • 冷凍唐揚げ(油を追加せず温め直し程度で十分)
  • ナゲット系(オーブントースターやグリルでも焼ける)

「温め直し枠」をうまく使うと、親の手間が大幅に減り、そのぶん子どもと一緒に遊ぶ時間や焚き火時間に回せます。缶詰やレトルトを活用した簡単メニューについては、「【キャンプ飯】缶詰・レトルトで作る“洗い物少なめ”簡単アレンジ集」も参考になります。

寒い日には“すぐ飲めるスープ”をひとつ用意しておく

肌寒い時期のファミリーキャンプでは、いつでもすぐに出せるスープが一つあると重宝します。

  • コーンスープ・ポタージュ(粉末をお湯で溶くだけ)
  • 春雨スープ(具材入りのカップタイプなど)
  • カップスープ+ソーセージやコーンを足して具だくさんにする

夕方の冷え込みや朝起きた直後など、子どもの機嫌が不安定になりやすいタイミングで「温かい一杯」が出てくると、それだけで気持ちが落ち着きやすくなります。寒い時期全体の料理イメージは、先ほど紹介した冬キャンプ向けレシピ集もあわせてチェックしておくと安心です。

子どもが歓声を上げるデザート・おやつタイム

焼きマシュマロ&スモアは鉄板のお楽しみ

BBQや夕食がひと段落したあとの焼きマシュマロは、子どもが大喜びする定番おやつです。焚き火や炭火の弱火でじっくりあぶると、外はカリッと、中はトロッとした食感に仕上がります。

マシュマロをビスケットとチョコレートで挟めば、アメリカ発祥のおやつ「スモア」になります。甘さはしっかりありますが、キャンプの特別な時間に少しだけ楽しむ、という前提で用意しておくと良いでしょう。火の近くを子どもに任せすぎず、焼く工程は大人が付き添うのが基本です。

アルミホイルで作るフルーツデザート

フルーツをアルミホイルで包んで焼くだけのデザートも、キャンプらしさがあっておすすめです。包んでしまえばあとは弱火ゾーンに置いておくだけなので、手間もそれほどかかりません。

  • 焼きリンゴ(くし形に切ったリンゴ+バター+砂糖+シナモン)
  • 焼きバナナ(バナナ+板チョコを一緒に包んでチョコバナナ風に)
  • パイナップルのグリル(缶詰の輪切りを軽く炙ってデザートに)

子どもにフルーツを並べてもらって、大人が包んで火にかける、という役割分担にすると安全です。甘さの調整もしやすく、「キャンプでも果物を食べてほしい」というニーズにも応えられます。

ポップコーンで“映画みたいな”夜時間を演出

コスパと盛り上がりのバランスが良いのがポップコーンです。フライパンや専用ポットにオイルとコーンを入れて火にかけるだけで、はじける音と香りが楽しめます。

塩味だけでなく、バター醤油・コンソメ・粉チーズ・シナモンシュガーなど、味つけを少し変えるだけでバリエーションも広がります。ポップコーンづくりをしっかり楽しみたい場合は、「空き缶ポップコーンの作り方|『ふたりソロキャンプ』15話を安全に再現【キャンプ飯】」も参考になります。

子どもと一緒にキャンプ料理をするときの注意点

火元まわりは「大人のエリア」を決めておく

子どもと一緒に料理をするときは、楽しさと同じくらい安全面にも気を配る必要があります。特に焚き火台やグリルの周囲には、「ここから先は大人だけ」というラインを決めておくのがおすすめです。

トングやヘラなど、火元で使う道具は大人が管理し、子どもには火から少し離れた場所でできる作業(具材を並べる・盛り付ける・ソースをかけるなど)を担当してもらうと安全です。

夏場は食中毒と衛生管理に注意

暑い時期のファミリーキャンプでは、食中毒リスクも頭に入れておく必要があります。肉や魚はクーラーボックスの一番冷えやすい場所に入れ、保冷剤も多めに用意しておきましょう。生ものは常温で長時間放置せず、調理前に出す・余ったものを無理に持ち帰らない、といった割り切りも大切です。

片付けまで含めて「食育」として楽しむ

キャンプ料理は、作るところから片付けまでを通して、子どもにとって良い経験になります。食器の軽い汚れを拭き取る、ゴミを分別して捨てる、テーブルを拭くなど、年齢に応じてできることを一緒にやってもらうと、「食べるだけ」ではない学びにつながります。

事前準備と買い出しのコツ|全部現地でやろうとしない

家で済ませておくと圧倒的にラクになること

キャンプ場での負担を減らすには、家でできる作業をできるだけ済ませておくのが基本です。

  • 野菜を洗ってカットし、保存袋に入れておく
  • 肉に下味をつけて冷凍しておく
  • 調味料を小さなボトルやケースに小分けしておく
  • カレーなど煮込み料理は、前日までに仕込んでおく

こうしておくと、現地では「焼く・温める・盛り付ける」が中心になり、子どもとの時間も確保しやすくなります。

現地近くのスーパーで買うと良いもの

一方で、すべてを自宅から持っていく必要もありません。水やサラダ、パン、飲み物などは、キャンプ場近くのスーパーやコンビニで買ったほうが荷物が軽くなり、冷蔵スペースの節約にもなります。

あると便利な「ちょい足し」調味料

キャンプ用の調味料セットを作るなら、次のあたりがあると便利です。

  • 塩・コショウ
  • 醤油・めんつゆ
  • コンソメ・ブイヨン
  • アウトドアスパイス(肉にも野菜にも使えるタイプ)
  • はちみつ(ホットドリンクやデザートにも流用可能)

最低限これらがあれば、味の物足りなさを感じたときにも微調整しやすくなります。

まとめ|全部やろうとせず「メイン+サブ+おやつ」くらいがちょうどいい

ファミリーキャンプのご飯は、メイン1品+サブ1品+デザート1品くらいの構成に絞ると、親の負担が少なく、子どもにとっても「分かりやすくて楽しい食事」になりやすいと感じます。カレーやBBQ串、焼きマシュマロのような王道メニューをベースにしつつ、家族の好みに合わせて少しずつアレンジしていくのがおすすめです。

また、キャンプ当日の流れ全体を整理したい場合は、「初めてのキャンプ当日の流れ|到着から設営・夕食・撤収まで完全ガイド」も参考になります。料理だけを切り離して考えるのではなく、「一日の動き」のなかで無理のないご飯計画を立てておくと、ファミリーキャンプがぐっと楽になります。

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