【初心者卒業】ソロキャンプの始め方ガイド|必要な道具と一日の流れ

ソロキャンパーが椅子に座ってコーヒーを楽しむイラスト。周囲にはテント、タープ、バイク、ランタン、小型グリルなどのギアが配置され、森林と青空を背景にした穏やかなキャンプ風景。 キャンプの始め方

ソロキャンプの魅力とは?|なぜ一人で行くのか

最近ではアニメ『ふたりソロキャンプ』の影響もあり、「ソロキャンプが気になる」「一人で行ってみたいけれどハードルが高そう」という声を耳にする機会が増えました。ファミリーキャンプやグループキャンプに慣れてきた方にとって、ソロキャンプはまさに“次のステップ”と言えるスタイルです。

ソロキャンプ最大の魅力は、すべてを自分のペースで決められる自由さにあります。出発時間やチェックイン、設営のタイミング、食事の時間と内容、就寝時間まで、すべてを自分本位で組み立てられます。誰にも気を使わず、自然の中でゆっくりと過ごす時間は、日常のストレスから離れる良いリセットの機会になります。

また、設営から撤収、火起こしや調理までを一人で完結させることで、「自分の力だけで一日を作り上げた」という達成感も味わえます。小さな成功体験の積み重ねが、自信や充実感につながり、ソロキャンプならではの中毒性を生んでいると言えます。

「とはいえ、ひとりで何をして過ごせばいいのかイメージしづらい」という方には、キャンプで何をする?ソロ・ファミリー別の過ごし方とおすすめギア がおすすめです。読書や焚き火、写真撮影など、静かな時間の楽しみ方を知るだけでも、ソロキャンプのハードルはぐっと下がります。


ソロキャンプの始め方|初心者からのステップアップ

初めてのソロキャンプでは、まず「安心して挑戦できる条件」を整えることが重要です。最初の一回は、自宅から1〜2時間圏内で行ける区画サイトのあるキャンプ場を選ぶのがおすすめです。サイトの広さがあらかじめ区切られているためレイアウトが組み立てやすく、設備も整っているので、何かあったときにも対応しやすい環境です。

区画サイトでソロキャンパーが緑のテントを設営している写真。周囲には荷物と木々、落ち着いた夕方の光が広がる。

スタイル別|自分に合った移動手段と装備を考える

  • 車で行く場合:積載量に余裕があり、テントやタープ、調理道具などを一通り持ち込んでも負担が少ないのがメリットです。初めてのソロキャンプでは、車移動から始めると心理的な安心感も得やすくなります。
  • バイクで行く場合:積載量と積み下ろしのしやすさがとくに重要です。テントやマット、調理道具まで、ひとつひとつのギアを軽量・コンパクトなものに絞り込む必要があります。バイクスタイルを検討している方は、バイクキャンプ用テント|軽くてコンパクトなおすすすめモデル5選 もあわせて確認しておくと、テント選びの基準が明確になります。
  • 徒歩や公共交通機関の場合:背負って運べる量に制限されるため、レンタル品が充実しているキャンプ場を選ぶか、装備を徹底的に厳選する必要があります。バックパック1つに収まるギア構成をイメージしながら、優先度の高いものから揃えていきましょう。

移動手段ごとに「どこまで荷物を持てるのか」が変わるため、自分のスタイルに合わせた装備選びを意識しておくと、当日の負担を減らせます。


必要な道具と選び方|最小限にして快適に

ソロキャンプでは、「持ちすぎないこと」と「必要な快適さを確保すること」のバランスが大切です。ここでは、まず揃えたい基本の道具と選び方のポイントをご紹介します。

  • テント:設営が簡単で、軽量かつコンパクトに収納できるモデルが理想です。ワンポール型や自立式ドームテント、ワンタッチタイプなど、扱いやすい構造のものを選びましょう。ソロ用テントの選び方や具体的なおすすめモデルは、ソロキャンプ用テントの選び方とおすすめ5選 で詳しく解説しています。
  • マットと寝袋:快適な睡眠環境を整えるうえで、マットと寝袋は非常に重要です。マットは地面からの冷気を遮る断熱性と、収納性のバランスを重視しましょう。寝袋は想定する最低気温から少し余裕を持った快適温度のモデルを選ぶのがコツです。ソロではテントではなくハンモック泊という選択肢もあり、ハンモック泊の始め方ガイドハンモックの選び方 も検討時の参考になります。
  • チェアとテーブル:腰を落ち着けて過ごす時間が長くなるソロキャンプでは、チェアの座り心地が満足度を左右します。軽量かつコンパクトに収納できるローチェアと、小ぶりなテーブルを組み合わせると、焚き火や食事の時間を快適に過ごせます。
  • 焚き火台/グリル:焚き火と調理の両方に使えるモデルを選ぶと、荷物を減らしつつ楽しみの幅を広げられます。小型でも安定性と火力を確保できるものが理想です。ソロキャンプに最適な小型グリル5選 では、ソロ向けのコンパクトグリルを厳選して紹介しています。
  • ランタン:ソロであれば、明るさと扱いやすさのバランスが取れたLEDランタンが基本です。メイン用と手元用に2台持っておくと、調理やテント内での作業がぐっとしやすくなります。
  • クッカー・カトラリー:1人分を想定したクッカーセットと、スプーン・フォーク・箸などのカトラリーがあれば十分です。スタッキングしてコンパクトに収納できるセットを選ぶと、パッキングが楽になります。

道具を揃える際は、「一度に完璧を目指さず、必要なものから順番に買い足す」くらいの感覚で進めると、失敗が少なくなります。


ソロキャンプの一日|設営から撤収までの流れ

ここからは、ソロキャンプ当日の流れを時間軸で追いながら見ていきます。事前にイメージしておくことで、当日の動き方に迷いが少なくなります。

11:00〜:チェックイン・設営

キャンプ場で受付を済ませたら、自分の区画サイトを確認し、まずはテントとタープの設営から始めます。地面の傾斜や水はけ、風向き、周囲のサイトとの距離感などを確認しながら、落ち着いて作業を進めましょう。ソロの場合、設営に慣れておくと心の余裕にもつながります。

12:30〜:昼食&休憩

テント周りが整ったら、簡単なメニューで昼食を楽しみます。SOTOのST-310のようなシングルバーナー があれば、肉や野菜を軽く焼いたり、お湯を沸かしてラーメンやスープを作るのも手軽です。その他のシングルバーナーは選び方ガイドを参考にしてください。

14:00〜:のんびりタイム

午後は読書や昼寝、周辺の散策、写真撮影など、あえて予定を詰め込みすぎずに過ごすのがおすすめです。自然の音や風、焚き火の準備をしながら、ゆっくりとした時間の流れを楽しみましょう。

16:30〜:焚き火と夕食の準備

日が傾き始めたら、焚き火と夕食の準備に取りかかります。暗くなる前に火を起こしておくと、慌てることなく調理に集中できます。薪の組み方や火の大きさを調整しながら、自分好みの焚き火タイムを作っていきましょう。

19:00〜:焚き火タイム〜就寝

焚き火台に薪をくべるソロキャンパーの夜の写真。後ろには緑のドームテントと森があり、焚き火の光に照らされた静かなキャンプ風景。

暗くなってからの時間は、ソロキャンプの醍醐味とも言えるひとときです。焚き火とランタンの灯りだけの空間で、音楽を小さく流したり、火を眺めながらぼんやりと考え事をしたりと、思い思いの時間を過ごしましょう。就寝前には必ず焚き火の火を完全に消火し、サイト周りの安全を確認してからテントに入ります。

翌朝〜:撤収と片付け

翌朝は、朝食を簡単に済ませたら、ゆとりを持って撤収作業に入ります。テントやタープを乾かしながら畳み、サイトを元どおりの状態に整えましょう。ゴミはすべて持ち帰る、もしくは指定の場所に分別して出すなど、「来たときよりもきれいに」を意識するのがキャンパーのマナーです。

朝焼けの中、ソロキャンパーがテントを片付ける様子を後ろ姿で捉えた写真。地面には収納袋があり、空には柔らかな朝の光が広がっている。

ソロならではの注意点|安全・マナー・防犯など

ソロキャンプは自由度が高い一方で、すべてを自分で管理する必要があります。安全面やマナー、防犯面は、とくに意識しておきたいポイントです。

  • 怪我・病気への備え:万が一のときにすぐに助けを呼べない可能性もあるため、絆創膏や消毒液、解熱鎮痛剤などの応急処置セットは必ず携帯しましょう。スマートフォンの電波状況や、最寄りの病院・コンビニの場所なども事前に確認しておくと安心です。
  • サイト内の安全管理:焚き火やバーナー、ナイフなどの扱いには十分注意し、就寝前には火の元を完全に消すことが鉄則です。テント周りに引っかかりやすいロープが出ていないかも確認しておきましょう。
  • 防犯対策:貴重品は身につけるか、見えない場所に保管するのが基本です。人の少ないサイトでは、とくに荷物の置き方やテントの開けっぱなしに注意しましょう。
  • 夜間の音や光のマナー:近くにほかのキャンパーがいる場合は、話し声や音楽の音量、ランタンの光が直接サイトに向かないよう配慮することも大切です。

不安が強い場合は、まずはデイキャンプや気心の知れた相手とのデュオキャンプから始め、徐々に「一人の時間」を増やしていくステップアップ方式も良い選択です。


まとめ|まずは小さな一歩から始めよう

ソロキャンプは、装備選びから当日の過ごし方まで、自分で決めて自分で完結させる楽しさにあふれたスタイルです。すべてを完璧に揃えてから始める必要はなく、むしろ小さな失敗や試行錯誤を積み重ねることで、自分なりの「ちょうどいいスタイル」が見つかっていきます。まずは自宅から近いキャンプ場で、シンプルな装備から一歩を踏み出してみましょう。

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