SOTO ST-310 レビュー|直結型の実用性と安定感

SOTO ST-310をモチーフにした直結型シングルバーナーとCB缶のフラットイラスト。ワイドゴトクの低重心デザイン ギアのレビュー
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結論

ST-310は、CB缶が使えて設営が速い直結型の定番。低めの重心と広めのゴトクで家庭用の鍋・フライパンがそのまま使え、ソロからファミリーの卓上調理まで幅広くこなします。強風時は風防があると安心、収納体積は“最小”ではない点は気をつけたいところですが、それでも最初の一台として安心して選べるモデルだと感じました。

選び方の全体像はシングルバーナー徹底ガイドで解説しています。

外観とつくり

SOTO ST-310のゴトクとバーナーヘッド(上面)。面で当たる炎が前提の皿状ヘッド

※本文はST-310(直結型)の実機レビューです。

本体とCB缶が一体化する直結型(ST-310)。脚とゴトクはワイドに開き、テーブル上でも安定。バーナーヘッドは細かな孔が並ぶ皿状で、炎が面で当たりやすい構造です。点火はワンプッシュ、火力ノブは指のトルク感がちょうどよく、中火~弱火の微調整がしやすいのが好印象でした。

設置と操作性

SOTO ST-310のワイヤーハンドルで火力を微調整する手元

設営は「脚を開く → 缶を装着 → 点火」ですぐ完了です。寒い朝でもガス供給が安定しやすいマイクロレギュレーターのおかげで、湯沸かしやインスタント麺、フライパン調理まで家庭の延長線で使えます。一方で直結型の特性上、ゴトクから大きくはみ出すフライパンを強火で長時間使うと輻射熱が缶に伝わりやすいため、鍋フタや風防の位置取りで熱を逃がす置き方が安心でした。

火力と安定感

SOTO ST-310の青い炎とバーナーヘッドのディテール

青い炎が均一に広がり、中央ばかり焦げることが少ないタイプ。トロ火キープもしやすく、コーヒーの保温や煮込みの弱火が作れます。ゴトクは細身でも接地面が広めで、1〜2Lクラスの鍋でも不安が少ないのは直結型としては強みです。風が強い日は炎が流れやすいので、低くレイアウトして風防を併用すると安定しました。

SOTO ST-310の上にケトルを載せた状態

折りたたみと収納

SOTO ST-310の付属収納袋に入れた様子
SOTO ST-310の折りたたみ収納状態

折りたたみはフラット寄りで付属ポーチに収まります。ウルトラライト的な“最小・最軽量”ではありませんが、実用サイズの調理器具を安定して載せたい人にとっては十分コンパクト。コンテナの側面やバッグの壁面に沿わせて入れると収まりが良好でした。

設置のしやすさは「キャンプテーブルのタイプ別比較」を見るとイメージしやすいです。

購入時の比較:ST-310(直結)とST-330(分離型)で迷った理由

ST-310(直結)を選んだ決め手は、設営の速さと取り回しの軽さ、そして定番ゆえの入手性・価格バランス。卓上で“サッと点けてサッと消す”使い方に向き、荷物を増やしたくない日も一体で完結します。

一方で、検討段階で魅力だったST-330(分離型)は、さらに低重心で大鍋の安定感が高いこと、缶が本体から離れて熱の影響を受けにくいこと、レイアウト自由度が高いことがメリット。最終的には「取り回し最優先」でST-310を選びましたが、鍋物中心にシフトしたらサブとしてST-330を迎えるのも有力だと感じています。

項目ST-310(直結)ST-330(分離)
構造本体と缶が一体本体と缶がホースで分離
安定性直結型では高めさらに低重心で大鍋向き
設営速い・手数少ひと手間増える
輻射熱缶が近く配慮が必要缶が離れて安心
携行体積やや大本体は大きめ/形はフラット
向きサッと使う卓上調理鍋物・家族調理の安定重視

同時調理の選択肢なら「ファミリー向けツインバーナーの選び方」も候補に。

良かった点・気になった点

良かった点:直結型でも安定感のあるゴトク/トロ火〜中火のコントロール性/CB缶運用でコスパ◎/設営・撤収が速い。

気になった点:強風時は炎が流れやすい(風防やレイアウトで対処)/直結ゆえ輻射熱への配慮が必要(フタ活用・置き方工夫)/収納体積は“最小”ではない。

まとめ

ST-310は“家の延長で快適に使える”直結型の代表格。日常的な調理のしやすさと、キャンプでも失敗しづらい安定性をうまく両立しています。まずは取り回し重視でST-310、大鍋の安定性をさらに求めるなら将来的にST-330をサブで——という住み分けがしっくりきました。

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